各社寺紹介

福禄寿 大井蔵王権現神社
福禄準=財宝と人望と出世をもたらす神。江戸時代、江戸の町に火事や疫病が流行ったとき、この地域は大井村の権現神社の天狗のおかげで無事だったと伝えらています。その後、人々は天狗に感謝して権現神社のお祭りには太鼓を叩いたり、天狗を祀った神輿をかついだりしてきました。今ある、「大井権現太鼓」の発祥はその時の名残です。
■4月第2土曜日と日曜日 例祭
毘沙門天 不動院・東光寺(天台宗)
通称地蔵でら。毘沙門天=開運厄除けと財宝をもたらす神。開山は天文13年(1534年)什仙上人により創建されました。参道の中程に「下の病気」にならぬよう東司(トイレ)の守護の鳥瑟沙摩(うすさま)大明王が祀られています。東光寺はペットと一緒に永眠ができるお寺です。
■6月1日 大施餓鬼会
布袋尊 養玉院・如来寺(天台宗)
布袋尊=寛容で福寿、財宝をもたらす神。正面お堂には大井の大沸(おおいのおおぼとけ)といわれた5体の大仏様が鎮座する。如来寺は、気喰但唱が高輪に建立したお寺で後に現在地に移転しました。養玉院は、上野寛永寺の塔頭三妙院が前身で開山として天海を迎えていますが、寺を創立したのは天海の弟子腎海であります。後に下谷坂本に移り養玉院と改め、如来寺と合併し現在の場所に移りました。
■8月13日 千燈供養会法要
9月彼岸中日 彼岸会法要
弁財天 蛇窪神社(天祖神社)
弁財天=愛情と智慧を授け、富貴開運をもたらす神。古くは蛇窪(へびくぼ)と呼ばれた地に鎌倉末期に創建されたと伝わる古社。白蛇が住んでいた(社殿南側の消防団詰所付近)龍神社で、元亨 (げんこう)2年(西暦1322年)に武蔵の国を救った雨乞いの断食祈願に感謝をして建立された神社です。〈荏原区史より〉本殿右に七福神の祠(ほこら)がある。この弁天社には白蛇が夢枕に出てきて吉兆をもたらすという伝説がある。蛇窪
■9月15日に近い土・日 例祭
恵比寿 法蓮寺(日蓮宗)
恵比寿=清廉で商売繁盛・福徳をもたらす神。開山は鎌倉時代中期、日本が蒙古襲来の脅威にさらされていた文永年間(1265~75年)のこととされ、八幡太郎義家の子孫というこの地の豪族荏原氏の館に創建された寺だったという言い伝えがあります。
■10月16日 お会式
寿老人 摩耶寺(日蓮宗)
寿老人=延命・長寿と福徳をもたらす神。摩耶寺は山号を仏母山といい、寛文年間(1661~73年)の開山で、釈迦の生母・摩耶夫人像(品川区有形文化財)を祀る摩耶堂があります。摩耶堂は天保年間に造られたもので関東大震災や第二次世界大戦などからの災害からは免れました。
■正月には甘酒が配られ休憩所があります
大國天 小山八幡神社
大國天=福徳円満で財宝をもたらし、大願成就の神。創立年月は不詳。社伝に鎌倉幕府の頃とあります。口伝では長元3年(1030年)には旧小山村本村の氏神として崇敬されていたといいます。小山の名の通り、区内随一の高台(標高35m)にて遠望良好、品川百景に選ばれています。
■小山八幡神社シイノキ(品川区天然記念物)

七社寺マップ